七里田発泡のブログ

放置気味です

トイレの花子さんの正体は日本人形だった!? 『新生トイレの花子さん』 (1998年) 堤幸彦

『トリック』などでお馴染みの堤幸彦監督と『リング』の脚本家の高橋洋さんの強烈タッグが繰り出すホラー映画

 『新生トイレの花子さん

 

 

 

子供の頃に何度も何度も見た映画の内の1つです。

昔は『学校の怪談シリーズ』や『地獄堂霊界通信』、ポンキッキーズの『学校のこわいうわさ~花子さんがきた!!』のような学校の七不思議的なものを取り扱った作品が巷に溢れていた大変良い時代でした。

 

近年でも清水崇監督の『犬鳴村』中田秀夫監督の『事故物件 怖い間取り』がヒットしたことから世の中にはまだまだJホラーを求めている人々がこんなにいるんだなぁと痛感しましたよ。これを切っ掛けにホラー映画が多く作られるようにならないかなぁ。

 

 

 

 

・キャスト
倉橋里美:前田愛
鹿島玲子:高島礼子
沢口香苗:浜丘麻矢
間宮悦子:大村彩子
柏木浩輔:笠原秀幸
矢部:長野博(V6)
教師:有吉弘行

 

・あらすじ

12歳の少女・里見は、11年前に謎の失踪を遂げた姉と同じ中学に入学した。彼女はこの学校に不吉なものを感じる。案の定、2階の女子トイレの洗面台に向かっていた彼女は鏡越しに、あるはずのない古い扉を目撃、そのまま意識を失ってしまった。以来、学校では“トイレの花子さん”のウワサが広まっていき……。

 

(参考サイト)

 

出演キャストが結構豪華ですよね。ちょい役で有吉やV6の長野が出ていたり。

 

今作、パッケージから強烈ですよね。金剛力士を彷彿とさせる物凄い形相。

これが今作の花子さんになります。そしてネタバレになりますけど花子さんの正体は校庭の片隅にある社に封印されていた呪いの人形だった……という。

 

そうです。この作品、タイトルはトイレの花子さんとなっていますが呪いの人形による祟りの話なんです。

 

 

 

 

お社の呪いの人形じゃなくてトイレの花子さんが見たい!!という方はこちらの『トイレの花子さん』(1995年)の方をオススメします。かなり昔に見たっきりなので曖昧なんですけどホラーというよりジュブナイル、ヒューマンドラマとしての側面が強かった記憶があります。

 

そういえば、こちらの花子さんにも前田愛さんが出演されていますね。

 

『新生トイレの花子さん』に話を戻します。

 

物語は鹿島玲子という女性教師(演じている女優は高島玲子)が新しく赴任してきたあたりから大きく動き始めます。

実はこの教師、強い霊感の持ち主!!赴任してきて早々、学校で起きている異変を主人公たちと共に調査に乗り出します。

ここから更に面白くなるのでこれ以上は何も言いません

 

本作の見どころですが、堤幸彦監督独特のカメラアングル効果音の使い方が必見です。

彼の演出はトリックなどをご覧になられた方は既知かと思いますが本作でもその演出手腕が遺憾なく発揮されています。

 

肝心のホラー演出ですが、鬼の形相をした呪いの人形が襲ってくるってだけでインパクト十分で、子供がみたらトラウマ間違いなし。トワイライトシンドローム夕闇通り探検隊のようなゲームがお好きな方はきっと気に入るのではないでしょうか。学校の噂や謎を女子生徒達がコックリさんを通して究明しようとするとことか、ワクワク(?)しちゃいます。

 

 

 

 

 

個人評価は7/10

今見返すとちょっとビミョーな作品なんですけど思い出補正で甘めな評価(笑)

 

ちなみに主題歌はaikoの『あした』という曲。

個人的に名曲だと思うのですが……

 

 

本作や主題歌の感想お待ちしております。