こんや、12じ、だれかがしぬ 『かまいたちの夜』のペンションに行ったよ(2018年)
2018年に長野県白馬村にある名作FC(ファミコン)ゲーム『かまいたちの夜』のモデルになったペンション『クヌルプ』さんに宿泊した時の思い出を覚えている限りザーッと書き連ねていきます。拙い駄文ですがご容赦ください。
↑こちらがリメイク版のかまいたちの夜のゲームです。PS4やPSvitaなどプレイできます。
↑原作。こっちの方がホラー感があって不気味なのでプレイするのであれば可能であればこっちがオススメです。
シナリオライターは推理作家の我孫子武丸さん。ペンション『クヌルプ』にも結構な頻度で訪れているらしいです。我孫子武丸さんの小説は叙述トリックで有名な『殺戮に至る病』を読んだことがあるのですが、この叙述トリック見破れた人いるんですかね……最後の一文は唖然としました。
しばらくポカーンとして、そういうことかっ!!という狐に化かされたような読了感は今のところこの作品だけしか経験していません。
作者に騙されて悔しい。
でもホントは気持ちいい(恍惚)
というタイプの方にはオススメの一冊です。
作品紹介はここまでにして本題。
福岡空港で朝食を取り、フジドリームエアラインズ(FDA)で信州まつもと空港へ出発!
九州から外に出たことがほとんどない私にとっては飛行機というものはほぼ未知の体験。
出発時の加速が凄くてビビります。何回か搭乗したことはあるもののいつも心臓がドキドキしてしまいます。LCCより少し値段は高めですが、福岡空港発はFDAやJALしかないので仕方ありません。
あっという間に到着。
長野県に入るまではアッという間なんですけどここからが長~~いです。
それもそのはず今回の旅はレンタカーを使わないので全て公共の交通手段を用いて目的地の白馬まで移動します。
まず一日に数便しかない松本バスターミナル行きのバスにおよそ1時間揺られ、松本駅へ。
私は午前の便に乗車しました。
松本バスターミナルに到着。信濃大町行きの電車の出発時刻まで名物のおやきを食べるなど松本駅周辺をぶらぶら。
そしてようやく来たJR大糸線の信濃大町行きの電車に乗り、信濃大町で南小谷行行きの1度乗り換えて白馬駅に向かいます。(大糸線の電車は便数が少ないため結構、電車が来るまで待つ必要があります。)
そして、夕方近くになってようやく到着!!
駅を降りてすぐ目の前にはアルプスの少女ハイジでみたようなめちゃくちゃデカい山が……
九州民にとってはまだ秋なのに山の頂上付近に雪が積もっているなんて信じられないことです。駅構内の待合室で暖を取りつつ、連れの友人に『クヌルプ』のオーナーに連絡してもらい、車でお迎えに来て頂きました。(ありがたや~)
友人へ。その節は予約からなんやらありがとうございました。この御恩は忘れません……(無能)
めちゃくちゃ紳士お方でご丁寧に白馬村のオススメポイントを紹介して頂きました。
冬になるとペンション周辺は『かまいたちの夜』のゲームのように大雪が降り積もり、あたり一面白銀の世界になるようです。う~ん冬に行きたかったなぁ。
オーナーとお話しつつ車に揺られて10分程……
おおぉっ!!かまいたちの夜やん!!
ちなみにこちらがゲーム作中のペンション『シュプール』の外観です。モデルというかそのまんまです。
↑食堂のシーン
ちょっと撮影した場所とか角度は違うかなー。
実際のゲーム画面をネットで調べて撮影すべきでした。残念。
作中でも絶賛されていたディナーですが、本当に美味しかったです。
特に白馬豚のステーキが美味しかったですよ。
ですがディナーのメニューは行くたびに違うらしく、毎回異なるディナーを目的に足繁く通うリピーターの方もいらっしゃるようです。
『かまいたちの夜』の聖地に来たんですから主人公たちが口にしたこのミシシッピマッドケーキを食べないことには始まりません!
まったりとしたチョコの食感と甘さが紅茶に合いますわぁ~。ほとんど移動に1日を費やしてしまいましたが、この夕食でこれまでの旅の苦労が報われます。(※ほとんど電車待っていただけ)
↑ちなみに食堂の全体の雰囲気はこんな感じです。
↑『クヌルプ』訪れたファンの方々が宿泊ノートにいろいろ自由にお書きになっています。
いつまでも眺めてしまうので時間があっという間に過ぎてしまいました(笑)今回の旅は2泊3日だからのんびりのんびり。
ゲームをプレイしたことのある方には既視感のある光景かも。
実際に作中のような殺人事件が起きたらどうしよう。きっと危機感がまるでない自分が真っ先に犯人に殺されるんだろうなぁ……
『こんや、12じ、ワイはしぬ』
何ていう妄想をしながらクヌルプの夜は更けていくのでした。