七里田発泡のブログ

放置気味です

映画 刀剣乱舞-継承- (2019)

女性に大人気のPCブラウザゲームの実写映画化した作品『刀剣乱舞-継承-』。

 

ソシャゲやアニメ、漫画の実写化は失敗することが多いのですが刀剣乱舞の映画は、前情報がほとんどない自分でも十分楽しむことができました。

 

最近だと競馬の馬を擬人化したゲーム『ウマ娘』などがSNS上では話題になっていますが、刀剣乱舞はそれと同じく日本の名刀を擬人化させ敵を討伐していくといった内容のゲームです。

 

どうしてゲームもやっていない私がこの映画を見たかといいますと、特撮界隈では有名な脚本家の小林靖子さんが本作の脚本を担当されていたからです(笑)

 

熱狂的ファンの多い進撃の巨人ジョジョの奇妙な冒険のアニメのシリーズ構成も担当され、原作の魅力を損なうことなくアニメオリジナルエピソードを挟み込むことができる稀有なライターで、刀剣乱舞の映画化が発表され、小林靖子の名前を見かけたファンたちは実写化の成功を確信したと言われるほどの実力派です。岸部露伴は動かないの実写ドラマ化も成功しましたし今後ますます彼女の活躍に目が離せません。

 

 

・あらすじ

西暦2205年、歴史の改変を目論む歴史修正主義者は、手勢たる時間遡行軍を過去の時代へと送り込み、本能寺の変で死ぬはずの織田信長を救出することで歴史を改変しようとしていた。彼らを阻止し正しい歴史を守るべく、時の政府の命を受けたとある老審神者は、刀剣が戦士の姿となった刀剣男士の部隊を本能寺の変へと送り込む。

 

・キャスト
三日月宗近:鈴木拡樹
山姥切国広:荒牧慶彦
薬研藤四郎:北村諒
へし切長谷部:和田雅成
日本号岩永洋昭
骨喰藤四郎:定本楓馬
不動行光:椎名鯛造
倶利伽羅江:土屋神葉

 

 

 

 

 

純粋にチャンバラ特撮映画として面白い。しかもストーリー展開も本能寺の変で一体何があったのかという史実に踏み込んだ内容で興味深い。

 

最初は登場人物達のコスプレ感が半端なくて違和感がバリバリだったんですけど、有無も言わさぬスピーディーでなおかつ先の読めない展開で全然気にならなくなりました。起承転結もしっかりしいて刀剣乱舞ファンからも、特撮ファンからも評価が高いため、刀剣乱舞に全く興味がない方にもおすすめできます。

 

 

最近こういう時代劇チャンバラものって佐藤健の『るろうに剣心』くらいしかなくて悲しいですよね。子連れ狼座頭市のような作品がもっと増えて欲しいと思うこの頃です。