七里田発泡のブログ

放置気味です

隣人13号 (2005) 初々しい小栗旬と中村獅童の激ヤバ演技が楽しめてお得なサイコキラー映画

 

 

 

 

 

 

 

・キャスト

中村獅童

小栗旬

新井浩文

吉村由美

石井智也

三池崇史

 

・あらすじ

建設作業員村崎十三(じゅうぞう)は、小学生時代にいじめられ、同級生赤井トールに硫酸で顔を焼かれた。顔を焼かれた瞬間、臆病な十三の心の中に13号という凶暴な別人格が宿る事となった。

13号は、硫酸をかけた赤井に復讐すべく、赤井の住むアパートに引っ越し、十三を恫喝しつつ今は平穏な家庭を築いている赤井に接近していく。建設現場のリーダーになっていた赤井は相変わらずの性格で、十三が同級生であったこともすでに忘れ去っており、新入りの彼をいじめる。

復讐の実行段階に至っても消極的な十三を13号は恫喝し、少しずつ十三の人格を乗っ取ってゆく。そしてある時、些細なトラブルから隣居の中年男性を惨殺してしまう。警察は中年男性が金銭面でトラブルを抱えていた事を中心に捜査を始めるが、孤高の老刑事ビデさんは長年の勘から十三に目を付ける。

そんなある日、いじめに耐えかねた13号は、赤井に閉じ込められた簡易便所のドアを壊す。この暴挙は赤井を驚かせると同時に、十三同様にいじめの標的となっていた気弱な作業員関肇を感嘆させ、心酔させる。関と親しくなった十三は、関に己の過去と13号が計画する恐るべき復讐を話してしまう。

そして、順調に思われた復讐計画は次第に狂いだしていく……

(wikipediaから引用)

 

今回は井上三太の原作漫画の実写化『隣人13号』です。

 

あらすじにつきましては上に記載致しましたように学生時代にいじめられた二重人格の主人公の復讐モノでアッと驚くようなストーリー展開が待っているというわけでもなく結構、淡々と物語が進行していきますが、まぁタイトルのとおり小栗旬が初々しくて若いこと若いこと。

 

演技も今と比べると少し拙いところがあって、そこがまた主人公の本来の臆病なおどおどした性格と違和感なくマッチしているため逆に演技に馴れていない素人感が作品の質を高めている気がします。

 

そしてそれにより本作の目玉の主人公の裏人格 13号役の中村獅童の演技力の高さがより一層際立ちます。

 

 

包丁を持って人の家のドアを永遠とノックし続け、亀甲縛りの状態で出てきた特別出演の三池崇史監督を刺し殺したり、復讐相手の部屋に上がり込んで、その妻のパンツの匂いを嗅いだり、歯ブラシを勝手に使ったりやりたい放題。目も白目剥いちゃってるし……。

 

正直この映画好き嫌いは非常に分かれると思いますがとにかく強烈に印象に残るシーンが多く個人的に気に入っている映画です。途中で『キルビル』のようにアニメーションが始まりますし。

 

 

全裸の小栗旬と上半身裸の中村獅童が向かい合って踊ったり、中村獅童小栗旬のお尻をパンパン叩きまくったりとレアなお姿を見ることもできますので小栗旬ファンは絶対に見たほうが良い映画ですよ!!(力説)

 

とりあえず中村獅童のイッてる演技が他の出演者の演技を完全に喰ってしまっているので本作はヤバい中村獅童を見るための映画と言い切ってしまっても過言ではありません。あと詳細は省きますが、子供が酷い目に合う映画が苦手な方は見ないほうが良いです。

 

思わず、「おいやり過ぎだろ!!」と言いたくなる展開が待ち受けていますので……。

 

簡単に言うとイジメは良くないが復讐も良くないよねという映画ですね(ざっくり)

 

隣人13号』のような現実世界とそこまでかけ離れていない地に足の着いた題材であれば映画化しても全然問題ないと思いますが、『進撃の巨人』や『ブリーチ』は明らかに失敗する予感しかしないのに何故、企画が通るのでしょうね。(多分、失敗するとはわかっていても思わず見てしまうファン心理を利用した商売なのでしょうが……)

 

個人評価 6.5/10